映画「君たちはどう生きるか」は原作とは全別物!違いや関係性など詳細まとめ

7月14日に公開されたジブリの新作映画、
『君たちはどう生きるか』が話題になっていますね!

実は、同じタイトルの小説が1937年に出版、
その後2017年に漫画版も出版されています。

この映画は、小説や漫画と
関係しているのでしょうか?

今回は、

この記事でわかること
  • 【君たちはどう生きるか】小説や漫画とは別物!
  • 【君たちはどう生きるか】小説や漫画との関係性はあった!
  • 【君たちはどう生きるか】一部ファンからは批判の声も

を調査し、まとめていきます。

『君たちはどう生きるか』を見た人の間で、”気持ち悪い”という声が多く上がっています。
その理由についてこちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる方はご覧ください!
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早速見ていきましょう!!

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目次

【君たちはどう生きるか】小説や漫画とは別物!

結論からお伝えすると、小説・漫画の
『君たちはどう生きるか』と、
今回のジブリ映画は全く別物です!

どういった点が違うのか、
紹介していきます!

違うポイント①ストーリー

今回のジブリ映画『君たちはどう生きるか』は、
小説や漫画のストーリーとは全く違う、
オリジナルストーリーになっています。

小説と漫画の『君たちはどう生きるか』の
あらすじは以下の通りです。

『君たちはどう生きるか』は、
お父さんを3年前に亡くした中学2年生、「コペル君」こと
本田潤一君が、日常生活で直面するさまざまな問題を通して、
母方の叔父さんと、生き方を考えて成長して行く物語
です。

生きる意味を平易に、深く説いた児童向け教養小説・漫画。

引用:https://true-buddhism.com/teachings/howyoulive/

ジブリ映画『君たちはどう生きるか』の
あらすじは以下の通りです。

※ネタバレになる恐れがあるので、
 見たくない方は飛ばしてください!

舞台は、戦時中の1944年。東京大空襲で起きた火災で母を失った牧眞人(まひと)は、
父と共に疎開(空襲に備えて他の地域に移ること)して東京を出る。
そこで、父の子を妊娠した母の妹・夏子と共に新しい暮らしを始めることになるのだが、
眞人は夏子のことを新しい母だと認めることができない。

そんな中、失踪した夏子を追って塔のある森へ入った眞人とキリコは、
大叔父から支持を受けたアオサギの“案内”によって“下”の世界へ行くことになる。

「母君が待っている」と告げるアオサギに夢中になっていた眞人が失踪した夏子を追うことにした動機は、本の山の中から吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』(1937) を見つけ、それを読んだことだった。

引用:https://virtualgorillaplus.com/anime/how-do-you-live-explained/

こんな感じで、ストーリーは
別物の作品となっているようです。

なので、原作を読んでいなくても
読んでいても、楽しめる映画なのではないでしょうか?

違うポイント②登場人物

ストーリーが違うことに伴って、登場人物も
原作小説・漫画とは別物になっています。

原作小説・漫画の主要登場人物は以下の通りです!

コペル君こと本田潤一
父親
母親
叔父さん
女中
ばあや
同級生の北見君
同級生の水谷君
同級生の浦川君
同級生山口君

映画の主要登場人物は以下の通りです!

牧眞人
覗き屋のアオサギ/鷺男
若き日のキリコ
ヒミ/若き日の久子
夏子
眞人の父
老ペリカン
インコ王
大叔父

登場人物だけをみても、やはり
鳥がよく関わってくる映画のようですね。

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【君たちはどう生きるか】小説や漫画との関係性はあった!

原作小説・漫画の『君たちはどう生きるか』、の
ストーリーと登場人物は映画の『君たちはどう生きるか』
とは全く別物ということがわかりました。

しかし、関係性について
全くないとは言い切れません!

関係性①宮崎駿が感銘を受けた作品

原作小説・漫画の『君たちはどう生きるか』は、
宮崎駿さんも子供ながらに感銘を受けたと言います。

1937年に発表され、宮崎駿監督が子供の頃に読んで感銘を受けたという『君たちはどう生きるか』は、
コペル君という15歳の少年が見聞きしたことと、それに対するおじさんのコメントを併記していく形式で、ものの見方であったり人の生き方であったりといったある種の哲学を、読む人に与えるものとなっている。

引用:リアルサウンド

有名な小説のタイトルを、1文字違わず
借用することから、この小説からインスピレーションを
得ているのは間違いないでしょう。

関係性②原作者と似ている?

次に挙げられた関係性は、小説の原作者である
山本有三さんと似ている、という点です。

公式に宮崎駿さんがおっしゃっているわけでは
ないので、あくまで憶測にはなりますが
原作者と類似点があるようです。

それは、
・子供達のために映画を作り続けること
・最終作品含め、自分の作品を
 次のものに託すこと

といった点でしょう。

原作『君たちはどう生きるか』の作者は
”吉野源三郎”と言われていますが、実際は
山本有三さんが書く予定だったようです。

しかし目の病気で文字が書けず、
弟子であった吉野源三郎さんに執筆を託したそうです。

「この本は、当初山本有三が書く予定だったが、目の病を患い、
文字が書けなくなった山本が、自分の弟子である吉野源三郎に執筆を託した作品。
なので、発売前は山本有三本人が作者として発表され、発売後は
共同作品として発刊されたが、今は実際に書いた吉野源三郎のみの原作表記となっている」とのこと。

中略

宮崎駿は、多くのインタビューや書籍で
「子どもたちに向けた映画を」という
メッセージを繰り返しに話し、残している。

中略

「君たちはどう生きるか」は、その最終作。山本有三にとっても
集大成となるものを書く予定だったはずだ。しかし、
本人は完成させることが叶わず、一番弟子に完成を託した。
それを見た瞬間、宮崎駿との関係性を、強烈に感じた。

中略

少年少女の為の本を作り続けて、
その最高傑作を書く最終段階で病に落ち、
弟子に託した“山本有三”
まるで、誰かそっくりじゃないかと思う。

引用:https://note.com/nisaitoyou/n/nd92288589342

宮崎駿さんは、今回の作品が最後と
おっしゃっています。

「僕はなんども『もう辞める』と今まで言って騒ぎを起こしてきた人間なので
どうせまたかと思われているんですけど、今回は、本気です」

引用:Yahoo!ニュース

最後の作品として、あえて『君たちはどう生きるか』
を選んだことに、宮崎駿さんの”最後にしようという覚悟”と
最後の作品を弟子に託した山本有三の姿が重なります。

関係性③映画作中に原作小説が出てくる

どうやら、映画『君たちはどう生きるか』の
作中には、原作小説『君たちはどう生きるか』が
出てくる描写があるようです。

タイトルの借用に加えて、作中にも
出すということは、やはり宮崎駿さんが
作りたかった映画と、原作小説は大きく関係していそうですね!

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【君たちはどう生きるか】一部ファンからは批判の声も

一部ファンからは、この原作小説との関連で
批判も上がっているようです。

批判①原作ストーリーと関係ない

1つ目は、原作のストーリーとは関係のない
オリジナルストーリーという点です。

これは、確かに小説ファンからすると
エンドロールに『原作・宮崎駿』と出るのは
いい気持ちはしないかもしれませんね笑

批判②原作とは関係ないのがわかりづらい

2つ目は、原作とは関係ないとしても
それが伝わっていないことは問題、という点です。

確かに、小説や漫画ファンからすると
映画のタイトルだけを見ると、

原作小説の映画版かな?

漫画で読んだことあるけど、
関係あるのかな?

という先入観や期待、興味が生まれますよね。

しかし、いざ映画を見て蓋を開けてみたところ
全く関係ない作品として出てきたら、
ファンも困惑しそうではあります。

とはいえ、原作を読んだ方も、
映画の感想は前向きなものも多かったです!

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まとめ

今回は、ジブリの新作映画『君たちはどう生きるか』と、同じタイトルの原作小説・漫画『君たちはどう生きるか』の相違点や関係について調査し、詳しくまとめました!

気になったかたはぜひ劇場へ足を運んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

『君たちはどう生きるか』が気持ち悪いと言われる理由が気になる方には、こちらの記事がお役に立てそうです!

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